どこまでを担当するか
各工場が行う工程と、渡す時点の品物の状態を文章と図で合わせます。加工、手入れ、検査、梱包などのうち、今回の依頼に含むものを具体的にします。同じ工程名を使っていても、その前後の準備まで含むかは相手へ尋ねます。
用いる図面や仕様の版、材料の識別、対象数量を合わせます。以前の注文と同じ部品でも、今回の変更があるかを読みます。依頼元の管理する正式な条件と、相手が現場で使う指示が結び付くようにします。
渡す状態を実物で話す
説明のための例例えば、加工した面を次の組立てで使うなら、その面がどこかを図面の位置と結び付けて話します。受渡しに必要な保護や向き、識別の方法は、製品の条件に応じて担当者が決めます。運びやすさだけで置き方や梱包を変えません。
加工後に測定した記録を渡す場合は、測定の対象、基準、結果と品物の対応を明らかにします。送り出す側の検査が終わったことと、受け取る側で必要な確認が済んだことは別です。重複する仕事や、誰も担当しない仕事がないかを話せます。
受け取れない条件
数量や状態が合わないとき、どこへ連絡し、品物をどう保留するかを事前に決めます。現物を見た人が、独自に手直しして工程を進める運用にしません。責任を決める前に、使ってよいかを判断するための情報をそろえます。
変更が入ったら両側へ
図面や納期の変更は、依頼した相手の窓口だけでなく、必要な現場へ届いたかを所定の経路で確かめます。すでに加工した分、輸送中の分、これから着手する分で影響が違うため、対象を具体的に伝えます。
口頭で相談した案は、正式に決まった変更と区別します。図面を変える判断や、特別に受け入れる判断を誰が行えるかも合わせます。相手の好意で対応してもらえたことを、次回も使える条件として無断で残さないようにします。
初回の受渡しを振り返る
初回は、相手がどの資料を読み、どこで止まったかを聞きます。図面にはあっても、箱の表示から対象を探せなかったなど、物と情報のつながりに課題があるかもしれません。次の発注前に、双方の指示へ反映します。
工場が違っても、合意した条件で現物を受け渡せることを目指します。担当者が交代しても、どの状態で受け渡す仕事だったかを資料からたどれるようにできます。